地域の福祉をよくする会とともに

白川明星園と地域が両輪となった活動展開

白川明星園とともに地域の福祉をよくする会(以下、「白川ともの会」)は平成23年に結成され、白川区での送迎バス「平安ロマン号」の運行、各事業所と学区福祉委員会とのつながり等、様々な取組みを行いました。「白川ともの会」発足の趣意は、これら、点での活動をともの会を媒体として線とし、より多くのつながり、それぞれの地域や、活動の実情を知ることで、新たなパワーを生み出そうというものでした。

結成から3年、これまでの活動に加え、新たな取り組みも始まり、着実にその活動は広がりを見せています。

広がりを見せたスリーA教室

平成24年度末に実施した、認知症予防ゲーム「スリーA」講座は、ともの会会員、事業所職員が参加し、多くを学びました。事業所ではスリーAをレクリエーションに新たに組み込み、園内に留まらず、地域の方々をお招きして、共に楽しむ機会ともなりました。一方、ともの会では、介護保険サービスを利用されていない方々の楽しみの場として、神明にある居宅の2階で、地域の方を対象にともの会と居宅ケアマネが協力し、毎月スリーA教室を開催しました。中には、このスリーA教室の参加をきっかけに、認知症の早期診断を受けられ、穏やかな生活を送っておられる方もおられます。相談役としてケアマネジャーが一緒にいることも良い効果となりました。一からの準備でしたが、必要物品を職員、ともの会と協力して作り上げ、デイサービスを練習の場とし技術を磨くなど、お互いの良いところを持ち寄って実施することができました。

社会資源としての白川明星園

「施設にサービスを受けに来ていただく」という限定的な発想ではなく、地域の中の白川明星園を意識した活動を行っています。

地元白川区で喜老会がなくなり、交流する場がなくなってしまい、ケアハウスでは、なかなか外出して他の方と交流を持てない方もおられたことから、定期的に白川区の方々とご入居者との交流会を実施しており、前述のスリーAもその中で実施しています。

デイサービスでは、白川区のご利用者と住民の方をお誘いし、「白川区同窓会」を実施しました。久しぶりの再会に皆さん、お話が弾んでおられたのがとても印象的です。

これらの活動は広がりを見せ次年度に引き継がれています。地域の中の白川明星園を意識し、私たちの持つ、プロフェッショナルとしてのノウハウや知識を地域の皆さんに還元できるよう、今後も取り組んで参ります。