明星園が大切にしていること
1つは、介護のしごとに携わり続けるために必要な「技術」です。適切な介護技術は、その方の生き方をお手伝いする下支えとなり、私たちの身を守る術となります。経験や知識を蓄え、その実である資格取得を目指す職員を育てています。
2つは、職員一人ひとりが持つ「感性」です。その方から発せられるメッセージを感じる（気がつく）力、感じたメッセージを理解する力、理解したことを表現（形に）する力。これはただ単純に経験や学習で身につくものではなく、かといって何もしないで輝き続けることもないでしょう。介護は人と人との絶え間ない触れ合いです。その絶え間ない触れ合いの一コマ一コマから、その方の願い、想い、感情を、私たち一人ひとりが持っている感性ですくい、受け止め、介護という場面で表現していく。その繰り返しによって感性は磨かれ、輝き、明星園の目指している介護のプロフェッショナルに近づいていくのです。私たちは、福祉というしごと、介護というしごとに誇りをもっています。
人が生きるということに、こんなにも深く関わり、こんなにも強く想いを寄せ合えるということの素晴らしさを、知っているからです。ここにいなければ、出会えなかっただろう自分と出会い、そんな自分と向き合う瞬間を迎えるたびに、一歩、また一歩と、成長し、育てられていくのです。
キャリア・デザイン
先輩の声
莵道明星園特別養護老人ホーム介護主任
澤野 智貴
白川明星園特別養護老人ホーム介護職員
友藤 美香
伊勢田明星園小規模特別養護老人ホーム介護職員
宮崎 大地
宇治市小倉介護サービスセンター介護支援専門員
中吉 味佳
莵道明星園特別養護老人ホーム生活相談員
家田 剛臣
白川明星園特別養護老人ホーム看護主任
岡本 智佐
澤野 智貴所属: 莵道明星園特別養護老人ホーム
職種: 介護主任
採用年: 2011年
- 新卒採用莵道明星園特別養護老人ホーム配属
- 3年目認知症介護実践研修
- 5年目介護副主任着任
- 6年目介護主任着任
- 7年目ユニットリーダー研修
人と人の繋がりを大切に
僕たちは、ご利用者様が24時間３６５日生活しておられる特別養護老人ホームで介護の仕事をしています。世間のイメージにもあるようにやはり大変なこともあります。しかし、僕はそれ以上にたくさんの魅力もあるということをお伝えしたいです。特養ではご入居者が毎日暮らしておられるので、自然と馴染の関係性ができていきます。昼間のお姿だけでなく一日、一年を通して、心情や体調の変化にも一番近くで寄り添うことができます。ご入居者も、スタッフもそれぞれが様々な思いや価値観を持っています。それが時にぶつかる時もありますが、僕は一人一人の思いを知り、繋げていくことにとてもやりがいを感じています。違う思いを持った人たちがご入居者を中心にして繋がりをもって途切れなく支援していく喜び、温もり、団結力をぜひ一緒に感じてほしいなと思います。
友藤 美香所属: 白川明星園特別養護老人ホーム
職種: 介護職員
採用年: 2019年
- 3年目実務者研修受講中
介護の仕事に就いてから、あっという間に月日が経ちました。この仕事を始めたのは、娘の大学受験がきっかけでした。安定した収入と何か手に職を付けたいと思い、介護士の資格取得を目指すため、白川明星園を訪れました。学生時代にいくつかの施設を訪れ見学したことはありましたが、仕事として関わる事は初めてなので不安はありましたが、指導担当の方から一つひとつ丁寧に教わり、親身になって相談にも乗って下さったおかげで、安心して働くことが出来ました。今では夜勤業務にも入り介護の仕事にも慣れ、介護福祉士を目指して日々、学習をしているところです。しんどい事もありますが、ご入居者と楽しくお話しをしたり、笑顔を見られたりすることで、心が穏やかになります。この仕事の一番の醍醐味ではないかと感じています。
宮崎 大地所属: 伊勢田明星園小規模特別養護老人ホーム
職種: 介護職員
採用年: 2020年
- 社会福祉士実習伊勢田明星園配属（大学3回生）
- 伊勢田明星園でアルバイト（大学4回生）
- 新採採用伊勢田明星園小規模特別養護老人ホーム配属
- 3年目社会福祉士・介護福祉士取得
実習、バイト、そして就職。伊勢田明星園との出会いに感謝！
現在の私があるのは・・・伊勢田明星園との出会いは、大学3回生のときの社会福祉士の実習でした。はじめての特別養護老人ホームでしたので、右も左もわからず不安でいっぱいでした。しかし、実習では、熱意ある先輩方や温もりのある環境に感銘を受け、たいへん充実した日々を送ることができました。将来は、高齢者分野で働こう！もっと知識や経験を蓄積していきたいと思っていたところ縁あって伊勢田明星園でアルバイトをさせて頂くことになり、そのまま就職させていただくこととなりました。介護職員になってから、私は現場経験が無い為、先輩方に𠮟咤激励されながら日々少しずつ成長させていただいています。これからもご入居者の生活に携われる仕事が出来ていること、日々私を支えて下さる周囲の皆様への感謝の気持ちを忘れず、ご入居者の良き伴走者となれるよう精進していきたいと思います。
中吉 味佳所属: 宇治市小倉介護サービスセンター
職種: 介護支援専門員
採用年: 2005年
- 新卒採用宇治市小倉デイサービスセンター配属
- 3年目北宇治地域包括支援センター
社会福祉士へ異動 - 7年目第一子育児休業
- 8年目復職 宇治市小倉介護サービスセンター
介護支援専門員へ異動 - 10年目第二子、第三子育児休業
- 11年目復職
入職してから職場の皆さんには仕事面でのサポートだけでなく、自分の結婚・出産などのライフイベントを見守っていただきました。仕事で関わる利用者、家族様は人生の大先輩であり、こちらが悩みを聞いてもらい励まされたり、私は本当に周りの方々に支えてもらいながら長く仕事を続けてこられたのだと実感しています。良い職場環境と人との出会いに感謝です。また社会福祉士の資格を活かせる地域包括支援センターでの勤務経験もできました。仕事をしながら介護支援専門員の資格も取得できたので、自分をどんどんレベルアップしていく環境が整っていると思います。女性は特に仕事と家庭の両立に悩まれることが多いと思いますが、悩みながらも自分らしく輝ける場が明星園にはあるということを今後も伝えていきたいです。
家田 剛臣所属: 莵道明星園特別養護老人ホーム
職種: 生活相談員
採用年: 2015年
- 中途採用白川明星園デイサービスセンター（非常勤）配属
- 4年目白川明星園ショートステイ常勤職員へ異動
介護福祉士取得 - 6年目社会福祉士取得
“人の役に立てていることが実感できる仕事！”
大学を卒業し約20年間、医薬品を販売する営業職を務めました。医療の分野に携わり、自分が販売するお薬で、患者さんが少しでも良くなられたらとの思いで務めていましたが、患者さんの回復される様子を目の当たりにすることがなかったためか、人の役に立てているという実感がさほどわきませんでした。介護の現場は違いました！
ご利用者やご入所者の方々が喜んでくださる笑顔、ご家族からの感謝の言葉、すべて直接感じ得ることができます。人の役に立ちたいと思われる方には最高に魅力のある仕事だと日々実感しています。
岡本 智佐所属: 白川明星園特別養護老人ホーム
職種: 看護主任
採用年: 2017年
病院勤務の経験を経て、お1人おひとりの「生きる」ことへのケア、温かみのある関りの中での看護に魅力を感じ、老年看護を学ぶために明星園に入職しました。日頃から介護職員や多職種と連携をとり、介護職員の声を大切にすることで、入居者の変化にも気づける看護を行っています。様々な分野で活躍してきた看護師の経験を活かせる職場であり、ご入居者にとって安全で安楽な介護や看護を提供できるように、常に看護師間でも話し合います。病院とは違う、生活の場である特別養護老人ホームでの看護経験は、大きく視野が広がり、学びに繋がっています。
何よりも、ご入居者の笑顔、日頃のふれあいが、働く原動力になります。
資格取得
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初任者研修
修了の目安 採用前～1年目
無資格者から技術・理論の初歩を修得する。
学校のカリキュラムや職業訓練などで、就職前に修了される方が殆どです。
明星園では特に転職・中途採用の方の「姿勢」として評価されます。 -
実務者研修
修了の目安 採用前～3年目
初任者研修からのステップアップでは履修時間が短縮されます。介護福祉
士受験には修了が必須となりますので、就職後に履修する場合は、3年目
以内に修了できるよう、事業所でシフト調整を行います。 -
介護福祉士
取得の目安 3年目以降
介護のしごとにおいては、必須といえる国家資格。3年以上の現場経験者で
あれば必ず取得していただきたい資格です。合格に向けて、実技演習など、
先輩スタッフが協力してくれます。プロへの道はここから！ -
社会福祉士
取得の目安 採用前～
福祉について幅広い知識を持ち、ソーシャルワークの実践者として活躍で
きる国家資格です。多くは学校で必須科目を履修し、卒業前に受験します。
職種変更などで、就職後に取得を目指す場合もあります。 -
介護支援専門員
取得の目安 5年目以降
現場で5年以上のキャリアを積むことが受講資格を得るための受験必須条
件です。介護保険制度を理解し、制度内外の社会資源について知識を得る
ことで地域の要支援・要介護者をサポートすることができます。 -
認知症初任者 / 実践者 / リーダー / 指導者 養成研修
取得の目安 1年目～
認知症についての理解を深め、認知症の方への支援について学ぶ研修
です。初任者研修からｽﾀｰﾄして、経験年数とあわせて研修もレベルアップ
させていきます。事業所から推薦された方に受講していただきます。
実践研究交流発表会
「実践研究交流発表会」は、法人傘下の全事業所を発表対象として、福祉や保育、介護や栄養、そして地域といった、あらゆる分野あらゆる角度から毎年数々の発表が行われ、抄録も発刊されています。福祉の質とモラルの高さ、そして私たちの飽くなき探求と情熱を鼓舞し合う、その臨場感は、まさに宇治明星園の総力を感じる場でもあります。宇治明星園が、この地に何年何十年とかけて、根を張り続けているその木に、脈々と水が流れていることをこの場は証明してくれています。